new 「皆さん詐欺に気をつけて」 (松山 恭子 広報)
電話を使った詐欺集団が捕まりました。高槻市では以前から多くの詐欺被害が出ており、お巡りさんが町を巡回してくれています。
「変なメールが来ても絶対クリックしないで下さい。また、メールに書かれた電話番号にはかけないで下さい。出かける時は鍵を閉めて下さい。空き巣が入ります。」と注意してくれました。
つい最近変な電話がありました。
「大阪府警察署です。詐欺被害者の名簿にあなたの名前が載っていました。注意して下さい。」
関西電力の系列会社です。電気代が値上げされます。30%ぐらい安くする方法があります。いかがですか?
家で使わなくなった物はありませんか?服・靴・等何でも買います。
固定電話は、防犯機能付き電話(録音もできる物)を設置しないといけないなあと実感したできごとでした。
自分はスマホだから大丈夫と思わないで下さい。闇バイトに誘われたり、ブログに外出することを載せたために、泥棒に入られたり、気軽に位置情報を載せたために怖い目に遭ったりします。
お互いに気をつけて行動しましょう。そして、困ったら一人で抱え込まずに周りの人に相談しましょう。
new たのしいハイキング
(松田 シリラック タイ 水曜日教室)
今年も さくらまんかいのきせつが やってきて とてもワクワクです。天気がよく せっつきょうに いつもおせわになっている おくむら先生と でかけました。
バスで 40分ぐらいで つきました。ハイキングコースの道をあるいていって、しぜんと もりの中で ストレスをとばしました。それから 古いはしをわたって どんどんあるいていくと きれいなたきもあって とてもきもちがよかったです。
やっとさくらこうえんにつきました。とてもきれいでした。いいばしょにすわって おにぎりとパンをたべながら 先生といろいろおはなしができて とてもたのしかったです。しゃしんも とりました。ぜひまた あそびにいきたいです。
(昨年、花見に行った時のことを書いてもらいました)
[摂津峡 桜公園]
new 私の好きな季節
(グエン ティ トウ ベトナム 日曜日 B教室)
皆さん、こんにちは。私はベトナムから来たグエンティトウと申します。日本に来て、たくさん日本のきれいな景色を見ました。日本は一年中何百本もの花が咲く美しい風景がたくさんある国です。四季の移り変わりは早いものですが、皆さんは春夏秋冬のうちどの季節がいちばん好きですか?
私は春が好きです。春は気持ちが明るくなります。そして冬に溜め込んだものをデトックス(体の中をきれいにすること)できます。またさまざまなお花が見られてうれしいです。春は一年の始まり、植物も新たに芽吹きます。
春になると色とりどりの花々が冬の寒さを吹き飛ばし、人々に温かい気持ちを与えてくれます。今年の立春は2月4日でしたが、まだまだ寒さが続き春だなんてとても思えませんね。そんな寒さの中、ほかの花に先駆けて咲くのが「梅」です。そして少し季節が進むとたくさん桜の花が咲きます。
川沿いの桜の木の下で、親戚や友人と食べたり、飲んだり、おしゃべりしたり、みんなで集まります。先生たちと一緒に桜を見に行き、花の美しさと先生や友達がもたらしてくれた美しい気持ちを感じる事ができました。
人々は桜の時期に日本を訪れ、素晴らしい美しさを楽しみます。春の桜だけでなく、鮮やかな黄色の菜の花やからし菜の花もあります。チューリップやランも満開です。どこにいても春の暖かい空気が気持ちいい。冬の寒い日、誰もが春の暖かさを心待ちにしているのではないでしょうか。
春は美しいですが、花粉症の人にとっては少し面倒かもしれません。花粉があちこちに飛散し多くの人に不快な思いをさせてしまいます。
まだまだ寒い日が続きますが、体調に気をつけて、春の訪れを楽しみにお待ちください。
new 季節について思うこと (大澤 優子 日曜日 B教室)
私はアキさん(=グエン ティ トウさん)と一緒に勉強している大澤です。
アキさんがこんなに美しい文章で日本の春を讃えてくれているのに、私は常夏の地域に憧れています。夏の開放感や色彩豊かな伝統色が心を晴らしてくれるような気がして最高です。
そして、気温の変化があまりない地域から来た方が日本の四季をほめてくれたからと言って「四季があって最高」とは絶対に言いたくないと思います。どの地域にも美しい自然やそこで育まれた文化があり、「色」があります。私の心には大雑把すぎる括りではありますが熱帯と言われる地域の色と雰囲気がどうやらあうようです。
ところで、最近世間では日本人が自画自賛する行為が目にあまると感じませんか。四季のような自らの手で作り出したものでないものさえ日本への賞賛になっているような気がします。(というか、世界的に見ても四季のある国の方が多いですよね)
身近な自然を海外から来た学習者さんが気に入り、日本のいいところとして捉えてくれるのは本当に喜ばしく嬉しいことなのは間違いありません。だからこそ、それに負けないよう、他国の自然や気候風土を勉強しそれを好きになり、その国や地域の美しさとして捉えられるようになりたいと思います。
new なぜ言ってしまう、『知らんけど』
(安田 邦夫 日曜日 B教室)
昨年の新語・流行語大賞は「村神様」に決まりましたが、そのトップ10の中に、あの 『知らんけど』 が入っていましたね。関西人は、無意識のうちに使っていますが、関東地方など他府県の人には、迷惑な言葉のようです。真面目に聞いているのに、最後に『知らんけど』と言われると、いきなり突き放されたようで、冷たくにさえ感じる人もいるようです。
― 『知らんけど』 を使う理由 ―
毎日放送テレビ 「コトノハ図鑑」から
関西弁には、~ネン,~ヤン,~モン、~ノン、~テン、など「ん」の付く言葉が多いですが、『ん』が付くと調子よく話せるようです。
同じ「知らん」にも、「知らんで」、「知らんし」、「知らんわ」、「知らんねん」、「知らんがな」、「知らんて」、等々よく耳にします、これらは相手との対話の中で、相手に反応して反射的に出る言葉になります。しかし『知らんけど』は違います。情報としてはあやふやだが、面白いのでどうにかして他人に言いたい。つまり、想像や他人から聞いた話でも、相手に関係なく、自分から発したい。そして話した後にこの一語を入れる。
関東では、確実でないと言わない、もし言う場合は、まだはっきりしないけど、などと断りを入れて言う。これを江戸の武家文化、上方〈関西〉の商人文化という土壌の違いだと言う人もいる。色々な喋りで盛り上げ、情報を得たり、売買をしてビジネスチャンスをつかんで来た名残りかもしれません。
大阪と東京で、普段の会話の違いについて調査したところ関西人には正しく話すより、楽しく話すことを重視する傾向がある、と言うデーターが出ました。正しさも大事だが楽しさがさらに大事と言う人が多いようです。会話を楽しくするために“事実より盛る”傾向が強い。関西人同士は『知らんけど』の意味を共有し、お互いの了解がなんとなくかわされて会話を成立させている。あの「ボケ」と「ツッコミ」です。わざと外してボケルという手です。
「新しいこと」をしよう! (荒井 梨恵子 会計)
新年が明けてから早いもので一ヶ月が経ちました。今年になってから何か「新しいこと」をしていますか?
新しいことにチャレンジをすると脳を使うため、脳を若く保てると言われています。脳も身体と同じで使わないと衰えるもの。 わたしは記憶力にあまり自信がありませんが、去年「京都検定」を受けるために、頑張って京都の歴史や文化、寺社仏閣などを覚えようとするうちに記憶力が少し良くなったような気がします。
まだまだ新年感の残る二月。行ったことのないところに行ってみる、話したことがない人と話してみる、初めてのレシピを試してみるなど、毎日の生活に「新しいこと」を取り入れてみてはどうでしょうか。
ベトナムの事を知ってほしい
(ズオン・ミン・ドゥック ベトナム、日曜日B教室)
私はズオン・ミン・ドゥックと言います。2015年に技能実習生として日本に来て、岩手県でキャベツ栽培の仕事に就きました。その後、結婚して妻の地元の島本町に引越し、運送会社で働きながら、島本町の町づくり人権文化センターで日本語や日本の文化を学びました。
日本での生活が長くなるにつれて、ベトナムの文化があまり知られていないことを実感し、多くの人にベトナムの食べ物を通してベトナムのことを知ってもらいたいという気持ちが強くなりました。
そこで一生懸命働いてお金を貯め、島本町にベトナム食材店を開きましたが、食材を並べても実際にどんな料理にどう使うのかが理解されず、なかなか買ってもらえませんでした。そんな時、人権文化センターでベトナム料理教室の催しが開かれ、日本の方たちが「おいしい!」「他のベトナム料理も食べてみたい。」と言ってくれているのを聞き、次はベトナム料理店を開く!という夢がどんどん膨らみました。
場所探しや営業許可手続き、料理人の呼寄せ、メニュー作りなど大変な事ばかりでしたが、年末に城北通り商店街でようやく小さなお店を開くことが出来ました。
ここでたくさんの人がふれあって、ベトナムの事を知っていただけたら嬉しいです。
[松井先生とドゥックさん]
[ベトナム料理店39viet quan]
カンボジアの正月 (島田 徳子 日曜日B教室)
新しい年を迎えてから早くも1ヶ月が過ぎ、2月となりました。2月は3日の節分、そして4日の立春と暦のうえでは春ですが、春とは言いがたい寒い日がまだまだ続きます。
さてお正月といえば日本では年の始めの1月のことですが、私が担当するコット ヘンセヤーさんはカンボジア出身で、カンボジアでは、1月から4月にかけてほぼ毎月のペースで3回のお正月があるそうです。日本と同じ1月1日におこなわれる「国際正月」、2月には「中華正月」として中国暦の旧正月が盛大に祝われるようです。(中国の旧正月は年によって日にちが変わり、今年の旧正月は1月22日でした)。なぜかというと、カンボジアには古くから中国系の住民が多く住んでいるため、中国暦のお正月があるとのことです。そして4月中旬から3日間がクメール正月で、このクメール正月がカンボジア人にとっては最も重要なお正月だそうです。コットさんの実家でも家族や友人たちが集まって楽しく過ごすとのことです。ただ、新型コロナの影響でカンボジアでも家族や友人たちとの交流が中止になったようです。この「クメール正月」や、カンボジアでも「中華正月」が祝われていることは、コットさんを担当してなかったら知ることもなかったと思います。
日本では新型コロナに対する規制がようやく緩和され、行事なども3年ぶり再開されるようになり、道行く人々の顔も明るくなったように感じます。もう少しの辛抱ですね。
[3名のカンボジア出身学習者、左端がコットさん]
クスクスの由来 (森 勝則 代表)
クスクスといえば、クスクスだよりのロゴからサルを連想する方が多いようですが、ニューギニアの森に棲む、猫くらいの大きさのフクロネズミ科の動物です。
お腹の袋で子供を育てるので、コアラやカンガルーと同じ有袋類です。高い木の上に棲んでいますが、動きがゆっくりなので、現地人に吹矢で捕獲されます。
1999年に発生したニューギニア大津波の被害者に支援物資を送ったのがきっかけで、海外協力グループ”クスクス”が誕生しました。このロゴは当時の会員さんがクスクスをイメージして作ったものだそうです。ニューギニアの森に棲んでいるクスクスも、まさか自分が日本のボランティアグループのロゴになっているとは知らないでしょうね。
高槻の歴史遺構:梶原のねじりまんぽ
(高槻 散歩人 日曜日教室)
高槻市梶原のJR京都線(東海道線)には人や自転車がくぐるためのレンガ造りのトンネルがあります。この古めかしくて歴史を感じさせるトンネルは100年以上前の明治時代の土木技術が誇る貴重な遺産で、『ねじりまんぽ』と呼ばれています。古い言葉でトンネルのことを『まんぽ』と呼ぶそうです。
中に入ると、レンガがねじれたように斜めに積まれているのがわかります。レンガを斜めに積むことで、トンネルの強度を高めているそうです。まるでタイムトンネルに迷い込んで、明治時代にワープしたような不思議な感覚を味わえます。
[斜めに積まれたレンガ]
大阪(関西)のかわいい方言10選!
(石田 勝彦 広報)
前回は大阪の代表的な方言を紹介しましたが、今回はかわいい方言を紹介します。
① めっちゃ
意味:
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すごく、とても
「無茶苦茶」という言葉からきています
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例文:
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「このご飯、めっちゃうまいわ~」
⇒「このご飯、とてもおいしいよ」
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② せやねん
意味:
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そうでなんです
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例文:
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「せやねん、うち、もうすぐ結婚するねん」
⇒「そうだよ、私もうすぐ結婚します」
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③ しゃあない
意味:
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しょうがない、仕方がない
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例文:
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「しゃあないな、みんなで片付けよか」
⇒「しかたがない、みんなで片付けようか」
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④ かめへん
意味:
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かまわない、気にしない。構わへんの「わ」が脱落したもの。
「いいです」「だいじょうぶ」に相当する。
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例文:
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「かめへんかめへん。全然気にしてないから」
⇒「いいよいいよ、全然気にしていないから」
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⑤ でけへん
意味:
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できない
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例文:
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「そんなんでけへんに決まってるわあ」
⇒「そんなことできないに決まってるよ」
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⑥ やんな?
意味:
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確認や念押しの意味を付加する語尾。「だよな」に相当
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例文:
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そうやんな?」・・・「せやな」とも言う
⇒「そうだよね」 |
⑦ どない
意味:
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どう、どのように、どんな
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例文:
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「どないですか?」「まあ、ぼちぼちやね」
⇒「どうですか?」「まあ、そこそこです」
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⑧ そやかて
意味:
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だって、でも、そうは言っても
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例文:
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「そやかて私だって精一杯やってるんやから」
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⑨ あほ
意味:
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ばか。ただし怒り・親しみ・尊敬・強調といった用途で使われる
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例文:
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子供がお茶をこぼした時に「何やってんのよもぅ~。アホ!」・・怒り
「君、アホやね~」・・親しみ
「あんたアホやな~。将来吉本行きーや!」・・尊敬
「そんなアホほど食えるかいな~」・・強調
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⑩ うち
意味:
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私(女性・こども言葉。男性は使わない)
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例文:
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「うちは優しい人が好きやわあ」
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やさしい日本語のニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/easy/ から転載
12月13日
「2022年の漢字」は「戦」
日本漢字能力検定協会は毎年、今年を表わす漢字を1つ、みんなに選んでもらっています。そして、この中でいちばん多かった漢字を「今年の漢字」に決めています。
京都市にある清水寺で12日、「今年の漢字」の発表がありました。22万3000以上集まった中で、「戦」がいちばん多くなりました。「戦」が選ばれたのは、2回目めです。アメリカでテロ事件があった2001年にも選ばれています。(戦は“いくさ”とも読みます)
協会は、ロシアがウクライナに攻撃をして、多くの人が戦争について考えたことが理由だと言っています。円が安くなったり、物の値段が上がったりして、生活の中でも戦っていると感じる人も多いと言っています。
清水寺のお坊ぼうさんは「来年はみんなが安心して生活できる年になるように願っています」と話していました。